ベートーヴェンの交響曲
※前ブログからの移行により、これは過去の記事です。
2020年7月、コロナ一年目 初めての緊急事態宣言明けの頃です!
今週は、吹き荒れる雨風
顔を半分以上覆うマスク
化粧も髪の毛も乱れるならば
セットしないで
目出し帽で出勤したい!!!
こんにちは、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、7月からは授業でのリコーダーも解禁です。お許し通達が来ました!!
オーケストラ等の活動も少しずつ始まっているようですね✨
演奏することの制約が緩和されて嬉しいです!
感染症対策に手探りだった6月の授業は、
思いきってまるまる音楽鑑賞教材に時間を費やしました👂💥
通常ならばこんなに落ち着いて時間をかけられなかったので、
個人的にはとっても楽しい時間になりましたよ✌
(子どもの学校生活アンケートでも、音楽の授業が楽しみだと書いてくれた子が何人かいたらしい!ありがたや~私も楽しい~~!)
6年生で教科書に出てくる
【ベートーヴェン 交響曲第5番】
を改めてちゃんと聴いてみました。
そういえば大学生の時、
一年間かけてベートーヴェンの交響曲1番から9番までを分析するという講義を取っていて
今考えるととっても贅沢な時間のつかい方をしていたなと思います。
担当講師、大宅緒先生がカッコよかったんですよ。
長い髪の毛をピシッとまとめ、
全身ブラックのコムデギャルソンを着こなし、中庭で一人タバコふかしてたりするんですよね。
それでベートーヴェンについて解説しちゃうんですから。
美大や美容系学校に比べて
音大ってあんまりモード系バリバリの先生いないので(※個人のイメージです)
芸術学校の洗礼…!
とか思いましたね(笑)
当時発売されたばかりの
金聖響さんと玉木正之さんの合同著書
【ベートーヴェンの交響曲】
これに沿って講義が進められました。
対談形式で展開され、
楽曲の説明は金聖響さんが自身の指揮経験などをもとに
本当にわかりやすく、さわやかな文体で語ってくれます。
ベートーヴェンの何がすごくて、何が斬新で、何が愛されるのか。
あとがきで金聖響さんが
「音楽(ここではクラシックを指すでしょう)は決して難しいものでも堅苦しいものでもない」
と言っていて
私もこの意見にはとても賛成派です。
(クラシックはちゃんと難しく、敷居が高いものなんだという意見もありますが…)
また解説部では
「現在はこう考えていますけど、将来的にまた変わるかもしれません。」
ということも言っていて
これもとっても大賛成です!
違う考えを受け入れ、価値観を常にアップデートできることこそ、
ベートーヴェンのように新しくて多くの人の心を打つものを生み出せるのだと思うからです。
今後もベートーヴェンの勉強をし続け、
新鮮な考えを持って授業したいものですね。
私もいつか大宅先生のようにブラックを着こなし、颯爽と登場しながら……
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